2021年3月12日、TOTOギャラリー・間で開催されている中川エリカ展 JOY in Architectureに行ってきました。
建築家中川エリカさんは設計事務所オンデザインから独立後、初めて基本設計から手掛けた「横浜アパートメント」が大きな話題になった建築家です。
展示会場では主に中川エリカさんがこれまでに手掛けた建築の模型や、南米チリに行った時のリサーチとその模型が展示されています。
展示会で感じたことを少しだけ紹介します。


街の詳細なドローイング
自分たちの設計でここまで敷地に情報びっしりと書き込んだことなかったなぁ。

スタディ模型に付箋で情報を書き足して貼ってありました。
こうして見ると複数でのエスキスに効果的に使えそう、、


可愛らしい椅子

設計最初期の模型だそうです。
模型を揺らして構造的に成立していないところを探したりもしたそうです。

サンティアゴに行った時にリサーチしたものを帰ってきて模型で再現したそうです。
上の写真は住宅の正面玄関の門扉の前に置かれたゴミ箱。
「家に住みながら街に住んでる姿勢を物象化」と書いてありました。
なるほど、、、面白いですね。
ただゴミ箱が家の外にあって住宅とともにデザインされているのが珍しいと思って終わるのではなく、それがどういう現象であるか分析することがもう一歩先の理解につながる。
模型を作ることもそれの手段の一つなのかななんて思ったりもします。
スケールの大きい模型だったり、詳しいドローイング、この展示会では中川エリカさんのその敷地や周辺環境を真に理解しようとする姿勢の展示会と言っても良いかもしれませんね。
3月21日までやっているそうなのでぜひ足を運んでみてくださいね。
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