小学校・中学校の運営方式 〜建築学生が解説〜

[ 建築単語集 ]

運営方式


○総合教室型

体育などを除き、全ての学習や生活をクラスルームとその回りで行なう方式。小学校低学年に最適な方式。クラスルームの周りの面積に余裕を持たせ、ロッカーなどを配置する。


○特別教室型

各クラスが専用のクラスルームを持ち、普通教科はクラスルームで行い、特別の施設・設備を必要とする特別教科は特別教室または教科教室で行なう方式である。

長所:クラスの場所が常に確保されているので、児童・生徒が落ち着く。

短所:特別教室が増えると、教室の利用率が低下する。


○教科教室型

全教科の専用教室を持ち、生徒が時間ごとに各教科の教室に移動して授業を受ける方式。

長所:教室の利用率が高い。教室数が特別教室型よりも少なくて済む。

短所:専用のクラスルームがない。移動が多くなる。


○プラトーン型

全クラスの半分の普通教室と、それと同数の特別教室を設け、全クラスがこの二つの教室群に分かれて学習を行い、ある時間帯で入れ替わる方式。

長所:限られた面積条件のもとで十分な数の特別教室を設けることができる。

教科教室型に比べ、移動が少ない。

短所:時間割編成が難しい。特別教室型と教科教室型の両者の長所が薄れてしまう。


○オープンスクール

柔軟な教育活動が展開できるように廊下と教室との間仕切りをなくすなど開放的な計画にしている。無学年制、チームティーチング、自由学習など多様な学習形態に対応する。

ex) 加藤学園暁秀初等学校 ・・ 日本で初めてオープンスクールを取り入れた小学校


shiro
小学校では特別教室を高学年に利用しやすい位置に、図書館は全児童が使いやすい中心に配置するよ!

校舎の配置

  • 片廊下型・・・増築しやすいが、学年や教科をまとめにくい。
  • 中廊下型・・・敷地利用率は高まるが、教室の採光や通風条件が悪い。
  • フィンガー型・・・学年や強化をまとめやすいが、通路面積がやや大きくなる。
  • クラスター型・・・多層化によって利点が得られる。