給湯方式について
給湯方式は中央式と局所式に分類される。
○中央式
機械室に加熱装置を設置して配管で湯を供給する。ホテルや病院などに適している。
○局所式
湯を使う箇所ごとに加熱装置を設置する方式。住宅や事務所などに適している。
循環式の給湯設備(貯湯タンク方式)における給湯温度について
循環式の給湯設備(貯湯タンク方式)における給湯温度は、レジオネラ菌の繁殖を防ぐために、給湯の使用ピーク時においても、55度以下にしないほうがよい。
さや管ヘッダー方式

さや管ヘッダー方式は、樹脂製のさや管の中に本来の給水管を通す、二重構造の配管方式のこと。
さや管ヘッダー方式では、さや管内部の空気層による断熱により、裸配管に比べて結露が起きにくく給湯配管では保温効果が期待できる。
ヘッダーと呼ばれる給水・給湯を一元的に分配するユニットから、各水栓まで供給される。ヘッダーから各給水栓まで途中に分岐がないため、複数の水栓を同時に使用しても水量変化が少なく、安定した給水と給湯量が得られる。
特に集合住宅では給湯管の施工の効率化や配管の更新のしやすさなどの点から多く採用される。

管内の水温変化で配管材料も伸縮するよ。特に管軸方向で大きく、長い直線配管においては継ぎ手の破損や水漏れの原因になったりするよ。