レンガの主原料は粘土で粘性を調整する目的で少量の砂を加えたものを用いる。
レンガは現在では「ワイヤーカット法」と呼ばれる方法で形成されている。
レンガは焼成温度の違いなどにより、三種類に分類できる。
レンガの種類
○建築用セラミックれんが
- 1000℃〜1350℃で焼成されせっ器質になったもの
- 圧力強さが大きく吸収率が小さいため、構造体や外装に用いられる。
○普通れんが
- 900〜1000℃で焼成されたもの
- 圧力強さが小さく吸収率が大きいため、門や塀や意匠用に用いられる
○耐火れんが
- 1600〜2000℃で焼成されたもの
- 耐火性があるのでボイラや暖炉や煙突などの部分に用いられる
イギリス積みとフランス積み
イギリス積み:れんがを長手だけの段、小口だけの段と一段おきに積み上げていく方式。
フランス積みと比べて丈夫で使用するレンガも少ない。
フランス積み:れんがの長手と小口を交互に並べ積み上げる方式。
壁の表面に現れる模様が美しい。

cf) 白華現象について
白華とはセメントが材料の隙間から出てきて空気中の炭酸ガスと反応して白い結晶になって現れる現象。
施工から早い時期の間で比較的に寒い時期に起きやすい。
白華によって構造強度や耐久性が落ちることはないが、美観が損なわれる。

れんがや天然石やコンクリートなどで見られるよ