水晶宮(クリスタルパレス)とは、1851年、ロンドンに建設された第1回ロンドン万国博の展示館。
コールブルックデールの鋳鉄橋などに続き、近代建築の初期に誕生した巨大な鋳鉄建築の代表作である。
設計を担当したのは造園技術者のジョセフ・パクストンと鉄道技師のチャールズ・フォックスらで、鉄とガラスによる巨大な空間の実現に成功した。
また、徹底的なモデュロールとプレファブ工法により7ヶ月という短い期間で施工を終わらせた。
水晶宮(クリスタルパレス)は博覧会建築の条件である
- 明るい空間
- 広い柱間
- 建設と解体の容易さ
を満たしているのである。

産業革命以降のスチールによる建築として、コールブルックデールの鋳鉄橋、エッフェル塔、水晶宮を覚えておこう!