換気の方法
○自然換気
- 機械設備によらない換気
- 風力換気と温度差換気
- 動力不要
- 換気量の制御が難しい
○機械換気(強制換気)
- ファン(換気扇)を用いる換気
- 必要換気量が確保できる
- 第1種機械換気、第2種機械換気、第3種機械換気
○ハイブリッド換気
- 上記2つの特徴を生かす
cf) 局所排気の活用
局所的に大量に排出される熱、水蒸気、汚染物質などは、室内に拡散する前にフードなどを利用して速やかに捕集し、室外に排出すること。
自然換気の駆動力
○風力換気
建物外部の風により生ずる圧力(風圧)
○温度差換気(重力差換気)
室内外の温度差に伴う浮力による室内外圧力差煙突効果ともいう
機械換気(第1種機械換気、第2種機械換気、第3種機械換気)
機械換気は送風機の取り付け側により、第一〜三種に分類できる。

○第一種機械換気
送風機が給気側と排気側の両方にある方式。
確実に換気量を確保できる。
室内圧を正圧にも負圧にもできる。
○第2種機械換気
送風機が給気側にある方式。
室内圧が正圧となり、室外空気の流入を防ぐ。
高い洗浄度が必要な手術室などで適用。
○第3種機械換気
送風機が排気側にある方式。
室内圧が負圧となり、室内空気の流出を防ぐ。
汚染物質が発生するトイレなどで適用。

部屋の空気を外に出したくないなどを、部屋の気圧の正と負で調整するよ。