アール・ヌーボー 〜建築学生が解説〜

[ 建築単語集 ]

産業革命により、安価で粗悪な大量生産品が出回ったため、その反動で芸術性や独自性を人々は求めるようになった。

アールヌーボーは1890年代~1900年代にかけて主にベルギーやフランスで流行し、フランス語(Art[芸術]+ Nouveau[新しい])で「新芸術」を意味する。

植物や動物を抽象化した装飾が特徴のため曲線的   →非対称(アシンメトリー)のデザインが多用される。

技術的に当時新しい鉄の加工技術や電気照明の発達が大きく影響

 →手仕事による総合芸術を目指す方向性は、アーツ・アンド・クラフツと共通する

代表的な人物と作品

ヴィクトル・オルタ ←アール・ヌーヴォー建築家たちの中心的な存在

         :タッセル邸(1892)

タッセル邸

         :エートヴェルト邸(1897)

         :ソルヴェイ邸(1898)

         :オルタ自邸(1911)



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ベルギーの首都ブリュッセルにあるこれら建築は、V.オルタの主な都市邸宅群として2000年に世界遺産登録されたよ。

shiro
アーツ・アンド・クラフツゼツェシオンも合わせて確認しておこう!

cf)装飾性が高いため大量生産に向かないアールヌーボーは、第一世界大戦の勃発とともに衰退し、アールヌーボーに代わり、広まったのがアールデコ(Art[芸術]+Déco[装飾])。