あふれ率法とは 〜建築学生が解説〜

[ 建築単語集 ]

あふれ率法


あふれ率法は、建築家 吉武泰水(よしたけ やすみ)の研究成果の1つである。
建築計画における数理・統計手法の1つで、トイレや備品などの施設数を算定する方法である。

使う人数や頻度に対して備品が少なすぎる場合、待たなければならない状態「あふれ」が生じ、これが大きくなると不便になってしまう。この「あふれ」の発生を一定以下にすることを目標に規模を計画するのがあふれ率法である。

cf)この理論は、需要がポアソン分布である場合を想定している。

ポアソン分布・・・ランダムに起きる事象などで、特定の期間に何回起こる確率が何%あるかを把握するための指標

cf)日本で制定されたハートビル法はあふれ率法の考え方を義務化したもの

ハートビル法・・・高齢者、身体障害者が使いやすいように特定建築物の建築の促進に関する法律

shiro
近年これに関連して、さらに一般人を対象にした「待ち行列理論」と呼ばれる考え方が広まっているよ!


待ち行列理論について


待ち行列理論(まちぎょうれつりろん)とは、顧客がサービスを受けるために行列に並ぶような確率的に挙動するシステムの混雑現象を数理モデルを用いて解析することを目的とした理論である。応用数学のオペレーションズ・リサーチにおける分野の一つに数えられる。

電話交換機や情報ネットワーク、生産システム、空港や病院などの設計や性能評価に応用される。性能評価指標としては、待ち行列長・待ち時間・スループットなどが用いられる。応用の場では、システムの性能がある設計目標を満たすために必要な設計パラメータを決定する際に、その逆問題を提供できる。